07: かなかなの かなかな さそう 谷浄土

6月19日の日曜日、高校時代の同級生と八王子にある高尾山へ登山をしてきました.

 

年4回、春の会、夏の会、秋の会、冬の会と称して集まっては、お互いの近況などを話し合って、高校生の頃を懐かしんだり、あの同級生は今どうしているだろう、と他愛のない話をするために会合をするのです.

 

この四季の会の"いいだしっぺ"はわたしですが、いつ頃から"○○の会"と名付けて集まるようにしたかは定かではありません.

高校卒業後、音沙汰がないまま、大学入学と卒業をし社会人となったわたしと同級生.

交換日記を見つけて、"そういえばどうしているだろう"と送った二枚の年賀状に書き記したメールアドレス.

そのメールアドレスに同級生は連絡をくれたことから、途絶えた点が線になりました.

 

その線の内、6月19日は高尾山への登山となったわけです.

天候は下山途中から霧雨となりましたが、帰りに乗車したケーブルカーの後部座席からみるトンネル、あの遠ざかっていくトンネルの姿が今も目に焼き付いています.

 

登山中、そして電車の車中で語り合ったのは近くて遠い未来の話.

同級生のひとり、おケイちゃんには去年の暮から付き合い始めたシンジさんという彼がいます.

おケイちゃんから惚気話がでてくるのかと思いきや、"ふたり暮らし"をすることはとても難しいという話、ふたりゆえの幸せや辛さなど...

おケイちゃん自身、まだひとり暮らしを初めて一年も経たない内に、ふたり暮らしになってしまったので、どうしたものかと悩んでいました.

わたしとゆきこちゃん(もうひとりの同級生)は今の言葉を借りれば"おひとり様"のため、なかなかいい助言をすることはできませんでしたが、解決の糸口がみつかればいいね.と.

 

久しぶりに同年代の人と意見交換をする場、時間を共有する場を得られてとても有意義に過ごせました.

ただデジタルカメラの電池を忘れてしまって、カメラ本体だけを大切にもっていってしまったわたしには、この二度とない6月19日の記録は手元には残らないのが、少しさみしかったりするのでした...