10: 旅がらすの泡沫ドライヴ
2016年8月6日(土)-8月8日(月) 東京-滋賀-京都-兵庫 みじかいみじかい旅に出かけました.
出会いは小さな窓でした.
わたしを含めたこの四人は、誰も正確にいつ頃からお互いを知りあったか、というのはあまり覚えていないと思います.
年齢も住まいもばらばらでしたが、好きなものを語れば語りつくせず、気づいたら昔から知っていた幼馴染のような間柄になっていました.
まだ出会った当時学生だったわたしも社会人になり、この出会いが"円"になり家族になった四人の内の二人.
預言者でもわからなかっただろう当時の"数年後"を、今として生きているなんて想像できませんでした.
出会いの窓を飛び立った四人は旅がらすになり、しばらくの間群れをなして飛んできました.
少しきつめのXYZ、黄レンジャー、25点とスマートボール、氷室京介、年会費10万円のプール、午前二時着のドライヴ
言葉を並べるだけでも、そこにはしっかり思い出がつまっています.
まだ数日前の出来事ながら遠い昔のような、昨日のことのような、むしろこれはまぼろしだったのかもしれない、なんてそう思ってしまうくらいまぶしい記憶です.
暦の上ではすでに立秋を過ぎ、この夏の思い出も"去年の夏"になるかと思うと、さみしくもありますが、日々ゆく毎日は泡沫のように消えてはあらわれるものなのかもしれない、とひとり写真をみて振り返っています.